To dear bros.

我が最愛の相棒、まだ半月ばかり早いけど15歳の誕生日を先取りしてお祝いします♨

彼との出会いは正に偶発事故みたいな切っ掛けから始まりました。 ぢぢいが釧路への数年間の転勤生活を経て札幌に戻った矢先に、姉が突如として「ペットショップを見てみたい!」と言い出して、通りすがりの店に寄り道する羽目に……。 まぁ、ぢぢいもワンコやニャンコにゃ目がないタイプなので、見るだけなら全然OKだよな♪と快諾しました。 姉がまっしぐらに向かった先は、ミニチュアダックスの兄弟が入ったケージでした。 「この兄弟、どっちが可愛いと思う?」と言うので、猿みたいな毛色で全力でしっぽブンブン振り回して「お持ち帰りOK」アピールに余念のなかったちっこいヤツを抱っこしながら「こっちの子がタマラン♨」みたいな返事をしました(多分……記憶が曖昧ですが)。 間髪入れず「じゃあ、この子で!」と近くにいた店員さんに話を付ける姉。 「え??? は??? か、買うの???」と問えば、「アンタが飼うんだよ!」と姉。 いやいやいやいや! ちょっと何言ってんのか分かんない……(大汗)。 「や、だってあの……俺の部屋ペット禁止だし!」「え~~~!? 何でさ~! じゃあワタシが飼うのかい!?」 買うっつったのオメーだろーが! 買うなら飼え! 飼えないなら飼う……あーもー訳分かんねー!! とにかく常に人をパシリの如く見下してる姉のムチャ振りから間一髪で逃れました。 「え~~? ワタシが飼うの~~?」まだブツブツ言ってる姉を振り切って、その場から立ち去ろうとしたところ「あっっっ! カード忘れて来た~! ちょっとクレジットカードで立て替えといて♨」 お、オメーって奴は~!(←後日返金済)

こうして無事に姉の子になったダックでしたが、ぢぢいは当初この名前が恥ずかしくて人前では決してダックとは呼べませんでした。 だってミニチュアダックスだからダックって……そりゃ何も考えてねーだろとしか思えなくて、何で我が姉はこうもクルクルぱーなのかと激しく呪ったものです。 ところがある日、自分が昔飼っていた猫のムギギを思い出して、我ながら何ちゅーネーミングセンスだった事かと反省。 それを切っ掛けにして改めて我がペットだった面々の名前を振り返ってみると、ミドリガメの「うさぎ」とかパンダうさぎの「カメ吉」とか、どう考えても姉に輪をかけてクルクルぱーで頭悪そうな名前ばかりで、地味にヘコみました。 その日を境にして、人のネーミングセンスにケチ付けるのはヤメにしましたが、それにしたってさぁ……ダックスフントだからってダックってどーよ……弟もパーだけど姉もかなりの単細胞だと思う……(涙)。

あれからもうすぐ15年、ダックもすっかり爺さん犬になりましたけど、姉の所に遊びに行くとコロンと寝転がってぢぢいの足を枕にしたヘソ天の態勢で甘えて来るのは、仔犬の頃から全く変わっていません。 あの頃は片手に収まってしまうぐらいのエコサイズでしたが、時を経て完璧なデブへと進化してドスの効いた存在になっています(汗)。

さて、ここで唐突に話は飛びますが、色々と事情があっていきなり必要に迫られまして、ぢぢいは半月前から羊毛フェルトを始める事になりました。 羊毛フェルトをご存知でしょうか? 主婦を中心に地味に広がっている趣味で、フワフワの羊毛綿みたいなやつをニードル(針)で突いて繊維を絡ませて固め、人形やぬいぐるみを作るんですけど。 ええ、ぢぢいも始めたんですけど何か? がさつでケダモノでデリカシーのカケラもないぢぢいがやっちゃいけませんか!? 100均の手芸コーナーで周囲に拡がるドン引きの気配に、顔面が火炎放射器状態になりながら買い物を続けるのは犯罪でしょうか?(号泣) ドン引きしたけりゃ勝手にしとけよ! そんなプレッシャーで潰されるぢぢいと思うなよ、涙が止まんねーけど! 取り敢えず野次馬根性で四方八方に食い付くぢぢいとは言え、その入口からこんな試練に行く手を阻まれるとは予想外でした。 まぁいいさ、オカマだろうがハードゲイだろうが、何とでも呼ぶがいいさ。 ぢぢいはやると決めたんだよ!(←まだ号泣中)  ただ、このバイト絡みの新たな趣味にも実はちゃーんと伏線がありまして、実は2~3年前に一遍始めようと思ってスターターキットみたいなやつを購入しておりました。 その切っ掛けになったのがヤフオクで偶然目にした羊毛フェルトの完成品(確か精巧な猫の作品だったと思います)で、いやはやその完成度の高さたるや本当に衝撃的で、しかも落札価格も超高額だった為「こりゃひょっとしたら老後の内職として悪くないのでは?」的な皮算用が働いて、やる前からウハウハの下心丸出しで飛び付いてしまったのでした。 ところがネットで購入したスターターキットを開封してみると、マット・ニードル・ハサミ・革の指サック・フェルト玉6色のセットで解説らしき物が皆無だった為、?マークを数個飛ばしただけで濡れ手に粟計画はあえなく頓挫したのでした。 しかし結局の所いかなる天の配剤か、巡り巡って羊毛チクチクの縁はぢぢいの元に戻って来たのであります。 で、話は元に戻るのですが、羊毛フェルトを見て真っ先に作りたいと思ったのが正にダックでした。 バイト先での習作でブサイクな虎(作り始めた時は猫の予定でしたが、余りにもアレなので途中から虎に変更しました)と、犬の頭っぽい何かを作りかけていたので、記念すべき第一作ではなく第二・五作あたりですが、結構イケてませんかね? 半月ぐらい掛けてダックの誕生日までに仕上げるつもりでしたが、冒頭からぢぢいノリノリでのめり込んだ結果 、一日半で完成しました(笑)。 先に書いた通り、ぢぢいの足元に擦り寄って来てヘソ天で甘える場面を再現してみたんですけど♨(笑) 

そしてここからはぢぢいからトロちゃんに宛てた完全なる私信でございます♨ 以前言ってたグリコのおまけ・ちまちまコレクション。 窓際に飾ってるもんだから日焼けして褪色が進んでおりますが(涙)。 ただでさえこういう懐古趣味グッズに目がないのに、更に大好きなチマチマ系とくりゃ集めるしかないでしょ! 一番最後の写真、ホンダのスーパーカブの隣にぢぢい自作のイージーライダーのチョッパーもさりげなく忍ばせてみた(笑)。 プラモデルのランナーをいっぱい火で炙ってビローンと伸ばしたり、パテ盛りしたりで楽しかったっす♨(←めくるめく自己満足の世界)  フューエルタンクの星条旗も細筆で手描きしたんですけど、星描いててメンタル崩壊しました(笑)。 手前のジッポーに乗ってるギターのミニチュア(未完成)も、20代後半ぐらいに同サイズで10数本作ったんだけど、引っ越しの時に纏めてどこかに仕舞い込んで、現在消息を絶ってます(笑)。 いや~若気の至りとは言え、今考えると本当にヴァッカぢゃなかろーか的な闇世界ですね(汗)。 ぢぢいの人間性を思わせるチンマリした話題でございました~(チ~~~ン!)♨