原 信夫とシャープス&フラッツ

1年前だったら絶対スルーしてました。 「あー、昔よく歌謡曲の番組でバックバンドやってたよねー」程度の認識だったから。 橘のシングにハマってからベニー・グッドマンのオリジナル・バージョンや最近のUSスウィングバンドのシングとかも色々聴いてみて、どれもそれぞれカッコエエなーとは思ったんだけど 橘のえげつない躍動感に慣れ過ぎてるせいか 、心の奥底の方で『へっへっへぇ~!…本当はもっとキッツくてヤッベーやつあんだろー? 出せよぉー、ふぁっきゅー!(中指タテ~) きるゆー!(親指サゲ~)』的な事を考えて悶々としてました。 (←このぢぢいはジャンキーか。)  そして辿り着いたのが表題の原 信夫とシャープス&フラッツだった訳で。 期待度を正直に書くならば中の下。 『歌謡曲のバック』という小遣い稼ぎのアルバイトが余計な先入観を呼んだ(まぁプロですから小遣い稼ぎなんかじゃないんですけどね)。 しかし、本職のスウィングに戻ったらとんでもない手練れの職人集団なのである。 なるほど、これが玄人なのかと思い知らされた。 派手過ぎず賑やか過ぎず、大暴れする訳でもない。 息詰まる緊張感、気を抜いた瞬間に殺られる、そんな戦闘空間に放り込まれた気分だ。 ここで橘流に『きゃあ~!』とか嬌声を上げてみたい衝動に駆られる。 恐らくメンバー総出でフルボッコにされるに違いあるまい。 スイカみたいに腫れ上がった顔が脳裏をよぎる。 カニ食いたい。 道民の主食はカニでもいいような気がしてきた。 最高だよ、シャープス&フラッツ。 本当に惜しい事に、とっくに解散していたのだが。

 

さて、6年前もえらい騒ぎだったけど今年も大盛況でしたね~、ローズパレード。 期待に胸膨らませて某アマ*ンのライブ配信を観た方々はその内容が相当アレだったらしくてブーイングの嵐になってたようですが、そもそもア*ゾンがそんな企てをしてた事すら知らなかった私は、たまたま明け方に目覚めて、たまたま開いてみたYou Tubeで、おろ? 何かライブ配信やってるみてーだ。 何だべ? と思って観てみたら、又してもたまたま京都橘がやって来る場面でしたとさ。 何だろう、やっぱり何て言うか、こう……日頃の行いの…差? みたいな?ほ~っほっほっほ! やーねー、もう! いやホンット参るわ(笑)       6年振りの凱旋パレード…もはやどっちが母国だか分からんような歓迎を受けて(実際、米NBCテレビは京都橘をカリフォルニアの高校と全力で誤表示してました。) オレンジ集団がパレードしてくる光景だけで、ぢーちゃんもう胸一杯です。 生きてて良かった。

一番美味しそうなロケーションを見定めてマリオブラザーズからブワッとフォーメーションが拡散、全員がステップしながら腕を大きく振り始めた瞬間に沿道はもう悲鳴混じりの大歓声に包まれてます。 もう お約束ですからね。 

そう、江戸時代から続く ええじゃないか運動! (←おい!)

いや、百姓一揆!! (構わず先へ進め。)

さすがOB・OGを動員して200名以上の大所帯バンドにパワーアップしただけあって、音の厚みや迫力がえらい事になってる。 バスドラの地響きなんか、殆ど放送事故レベルだ。 それでなくても日頃から橘のパーカス隊はやかまし過ぎると絶賛の嵐なのに(←………)。 その一方で、2012年と比較してやや気になった事が…。

以前は各パートが渾然一体となって『一つの音楽』として飛び込んで来ていた音の纏まり方が、今回は今イチだったという印象を受けた点。 演奏そのものの問題ではなくて、あくまでも音響面での問題なのだが。

増員してバンドの隊列全体の長さも相応に伸びたのかもしれないが、固定位置で録画された動画を見較べてみると、バンドが移動して行っても比較的安定して曲全体のアンサンブルが伝わってきた2012年に対して、今年は移動位置につれて各パートの展示ブースを次々に渡り歩いているような印象で、多少違和感が残ったように思う。 目の前で裏メロのパートが一所懸命に頑張ってくれているのに、肝心の主旋律パートの音が遠過ぎて伝わって来ないのは、何としてももどかしかった。 各パートのレイアウト変更等でこういう問題がどの程度改善できるのか部外者としては測りようも無いのだが、今後もしも又こんな大人数で演奏する機会が有りましたら…対策の方ヨロシクね。 ぢぢいのお願い。 うふ♥ (←サイテーだな)

 

2012年にせよ今年にせよ、ローズパレードの動画観てると沿道のアメリカ人オバちゃん達が橘のパフォーマンスを「エエやんけ!」って褒めてくれてる声が聞こえてきたりしますよね。 そーすると何かこう自分が褒められてるような気になって来て、結構気持ち良かったりするんですが

やっぱりあの、英語なんで理解してストン!とお腹に落ちるまでにタイムラグもあるし、マシンガントークみたいな勢いでガーッとまくし立てられると、??マーク飛ばして凍りついてる間に50mぐらい後方に置き去りみたいな孤独感を味わったりするしね。 ホワ~イ? ちょっと待ってよ アメリカじーん! もーちょっと、こう、おもてなしの…(以下略)

「Yeah!  You’re  sweet!」  よ…よーすいー。 井上 陽水? 夏が過~ぎ~風あ~ざみ~

「Wow!  Amazing!」   あめーじん。 いや、多分雨は降らんべ。 

「Incredible!」  いんく…れーでぼー。  れでー…ぼー…でん? アイス食い…たい?

「Awsome!」  大…寒…小寒。 むしろあっつそうですけど…。 

「Adorable!」  あ、どーろぼー! どどどどどら!? ケーサツ呼ぶか?

「Cool!」    いや、いきなり食う!ったって何も食うもんねーし!

「Cute!」    坂本。 上を向~ふ~いて~歩こぅおぅおぅお~

パレードの動画で拾い集めた称賛の言葉、耳についたのでこんだけあったし、バンドフェストで司会のおっちゃんが言ってた「Absolutely  outstanding!」ってのもありましたね。 きっちり覚えといて今度自画自賛する時に使おうと思います。

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