ぢぢいの始末書

第35回大江山酒呑童子祭

私こと爺山ぢぢいは去る5月18日のブログのコメント欄に於きまして、毎度恒例の適当なやっつけ情報を掲載し、関係各位への多大なるご迷惑なんか少しも掛かってねーんだからエエじゃねーか大目に見れやばかやろー!  ←全く反省の色が見られないぢぢいではございますが、一応罪滅ぼしの意味で「故障者が1名の時もありました」と指摘を受けた2016年・大江山酒呑童子祭の有罪確定・証拠動画を探して来たから、好きなだけぢぢいに罵声を浴びせて責めるがいいさ。 問題のシーンは0:50辺りです……ご注目下さい。 ………………………………………お分かり頂けただろうか? 画面手前の右側から左側に向かって移動する、黒っぽい地縛霊の姿。 この世にどんな未練があったのか、今となっては誰にも分からない(本当にこのぢぢいミクロン単位でも反省してねーな)。  やー、悪かったよ。 ごめんちゃい(←ふざけてんのか?)。

参考資料として持って来た動画だけど、改めて観てみると結構面白いんですよ。 この狭っこい道路でパレードさせるのも大概だけど、更にそれを横並びで撮影しようとする方も大顰蹙もんだと思うんですけどね。 お蔭でギャラリーというより殆ど部員目線の臨場感になってます。 そして、当然と言えば当然なんだけど114期・115期それぞれのDMや部長が懸命に演奏してる姿も何かグッと来るんですよね。 何て初々しーんだろ。 ふっ……ぢぢいにもこういう初々しい時代があったよな。 む……何だ、この気まずい沈黙は?

古(いにしえ)の昔、この国には大陸から渡って来た異民族が各地にコロニーを造っていた。 渡来人と呼ばれる彼らは和人との意思疎通の手段を持たず、まつろわぬ民(帰順せぬ民)として時の朝廷からの弾圧を受けて山岳地帯へと追いやられて行った。 巨大な体躯、赤褐色の肌、山岳生活で獲得した超人的な運動能力と奇怪な呪術を駆使する彼らをたまたま目撃して衝撃を受けた和人の旅人達は、やがて畏怖を込めて呼び慣らわし始めた、「天狗」そして「鬼」と……。 酒呑童子伝説に触れる時には、この《まつろわぬ民=渡来人=鬼》説が必ず意識に上って来る。 この説の持つ奇怪な側面よりもむしろ、差別され弾圧された民族の哀しい歴史として。 鬼たちは何処へ行ってしまったのだろう?