どうなる? ブルーメの丘

昨日からずっと京都の天気予報チェックしてるけど変わらんな…(当然だわ)。 パレードは11時と14時スタートになってるけど、ビミョーな時間帯まで傘マーク付いてるからぢぢいも気が気でないんだよね。 You Tubeで過去のブルーメの動画を振り返ってみても、2014年~2017年まで全部好天( 2016年だけやや薄曇り?)だったみたいだから、ブルーメと言えば晴れるものと勝手に決めてかかってました。 小雨決行と書いてあるけど出来るだけそんなコンディションではやらせたくないし、楽器のメンテナンスにも関わってくるから、あとは本当に天候の機嫌を神頼みするばかり。 早めに雨が上がりますように…てか、そもそも降るな!

さて、ブログのネタに打ってつけと踏んでいたブルーメの丘の雲行きが怪しくなって来たので、ピンチヒッターを探して来よう。 このブログの中心テーマは京都橘で、橘と言えばシング・シング・シングだ。 今日はそんなシングの話から取り留めのない展開で進めて行くけど、準備は良いですか? キーワードは『インスパイア』とでもしときましょ。 シングを作曲したルイ・プリマは粗野な声を持つシンガーで、トランペッターでもある。 彼の曲はどれも良く練られているものの、洗練された技巧は上手く隠されて破天荒なコーティングが施されたものが殆どだ。 因みに爆音アメリカン・ロックの象徴ヴァン・ヘイレンのボーカリスト、“ダイヤモンド”デイブ・リー・ロスがバンドを離れてソロ・デビューする際に、彼をインスパイアしたのがプリマの曲【ジャスト・ア・ジゴロ】であり、雰囲気から歌い回しまでルイ・プリマを丸々模倣していたと言えばプリマをイメージし易いだろう。 そんなプリマの作品に新たなインスピレーションを与えたのが、ベニー・グッドマン・オーケストラのドラマー、ジーン・クルーパだ。 野性の雄叫びのような彼のプレイが無ければ、シングも凡ヒットの小品に終わっていたかもしれない。 時代は下って20世紀末、ライブ・ダンス・ショー、バーン・ザ・フロアに再び見出されたシング・シング・シングが今度は激しいダンスのステップと共に帰って来た。 そして京都橘102期のドラマーK・S君がこれに触発されて、バンドメンバー達に画期的な提言をしたのはご承知の通り。 あのダンス・シーンを見てマーチング・バンドにあの振り付けをさせようという発想がぶっ飛んでいるが、それを諌めずに同調してしまったバンド側も相当なものだ(笑)。 衝撃と共に受け止められた橘のシングも、その完成度の高さ故に瞬く間に橘の切り札として認知されるようになり、波紋は次第に拡がって行く。 そして今度は京都橘にインスパイアされたバンド、出雲商業や大西学園、岡山東商業などが後に続いて活動を活発化させつつある。 橘に触発されながらも表現しあぐねている数々のバンド、更にそんな彼らを羨望の眼差しで見詰める中学生達までも視野に入れるならば、京都橘の影響力の拡散は今後も確実に続いて行くだろう。 とは言え、橘のスタイルが主流派の牙城を脅かす程の一大勢力にまで成長するかと言うと、恐らくそれは無いと思う。 その根拠を問われると返答に詰まってしまうのだが(笑)、自然界の食物連鎖が自らをコントロールするような自主規制めいた動きをするのと同様、橘スタイルの継承者達もその魅力の大きな要因である“希少性”を自ら食いつぶして自己崩壊を引き起こすような愚は犯さないだろうという、ぢぢいの希望的観測だ(笑)。 ぢぢいが望んでいるのは京都橘のようなバンドが勢力を拡大して、現状の主流派と拮抗する事なんかじゃない。 ただ、今よりも認知や理解が進んで、マーチング・コンテスト等で一切の偏見を排除した形で正当に評価される事。 それだけだ。 そんな日が来るのはいつになるんだろう…。  

今日のパレードでは京都橘のパフォーマンスだけでなく、新任顧問の先生の初お目見えも楽しみにしていたんだけど、肝心のイベント開催の可否が依然としてはっきりしない。 〇〇ツェルもメンバー達も新入部員も、きっと今日のパフォーマンスに鼻息を荒くして意気込んでいただろうに、まさか天候に振り回されるなんてねぇ……。 札幌も今日は中途半端な雨。 京都の分までこっちに降らせても良いから、なんとか一つお願いしますよ。