故郷のパリから

Line Renaud 【Sous le ciel de Paris】 (リーヌ・ルノー/パリの空の下) 1955年

やぁ皆さん、ご機嫌よう。 今日はぢぢいが生まれ育った懐かしいモンマルトルの丘を思い出させてくれるこの曲から始めましょう。 早朝から通りを往き交う新聞配達の小僧や千鳥足の酔っ払い。 鋭い眼光を放って縄張りを支配する野良猫。 ほら、あの店はあと1~2時間もすればご自慢のクロワッサンが焼き上がる香ばしい匂いに包まれますよ。

………………………って、すいません、ぢぢいお気に入りの曲聴いてる内に、妄想がどんどん膨れ上がってしまいました。 よく考えてみたら、ぢぢいの生まれ 旭川の春光町だったかもしれません。   モンマルトル? し、知る訳ねーじゃねーか、んなもん! パスポートすら持ってねーのにどやって行けばええのんじゃボケ!! (←謎の逆ギレ)。

えーと、本日は京都橘を脅かす若い世代のブラスバンド(笑)をご紹介します。 驚くべき事に彼らは中学生ですらありません。 全員が小学生。 まずはその恐るべき実力をご覧下さい。

平佐西小学校吹奏楽部【シング・シング・シング】

色々言いたい事があるって人もいるかもしれません。 もっとスウィングしろよとか、ケチ付けなきゃ気が済まない人もいるでしょ。 でもね、小学生ですよ。 普通ならスウィングどころかステディにリズムキープする事も難しい年齢なんですから。 ここまで詰めるって大変な事だと思います。 このオレンジのユニフォームだって、完全に京都橘を挑発してますよ(笑)。 サイズ的にオレンジまで行かないんで、せめてキンカンの悪魔とか呼んであげたいと思いませんか? いや、ビワでもいいけどさ。 京都橘もそうですけども、自分達で勝手に限界を決めたりしないで努力し続けると、常識も覆せるという好例だと思います。 カッコいいぜ、ちび悪魔!

2012年6月23日 3000人の吹奏楽

さて、本日の京都橘考古学発掘シリーズは(←いつからシリーズ化したんだよ)色んなドラマがギッシリ詰まっている↑この動画です。 押さえておきたい主なポイントは①この年は前年(〇ラっちゃ期)の雪辱を果たすべく、新DM〇イヤが序盤からごっつい燃え上がってた ②前年のTV放映の影響で新入部員が倍増した。 ③マーコンのルール変更も重なってバンド全体が浮足立っていた感は否めない。 以上3点でしょうか。 タイム・テーブルではブラスエキスポからほぼ一ヶ月、新入部員達にとってはまだ夏の合宿も経験していないこの時期は、例年なら慣らし運転の期間です。 しかし、何としてもマーコンのリベンジに拘って「徹底的にやる!」と宣言していた〇イヤは、何と新入部員達にもステップを叩き込んでシングを演奏させます。 残念ながら結果は惨憺たるものでした。 部員達はこのパフォーマンスが終了してバックステージに引き上げてから、大泣きしたそうです。 そんな状況を頭に入れて改めて動画を確認すると、開演直後のオーバーランを皮切りに大小様々なミスを連発しているのが分かります。 また、2014年のマーコンではトランペット・ソロを披露する事になる『〇しパカ』が、シングの後半でスタミナ切れになってよろけたり足首を思いっ切り捻ったりとボロボロになっていて、観ているこちらが辛くなって来ます。 後に田中先生が基礎練習をないがしろにしてしまったと反省していましたが、確かに橘らしくないパフォーマンスだったような気がします。 でもね、それでもやっぱり橘、さすがと思えるのはそんな苛酷な状況でもベストを尽くして頑張っていた点です。 京都橘が手を抜いたり適当な演奏したりしたとこなんて、ぢぢいはただの一度も観た事ありません。 この時の橘だって立派だったと思います。 結局のところ、常にベストを尽くそうとする彼らの姿勢や笑顔を見ていたら、応援しない訳にいかないんですよね。 何てあざといんだろ…京都橘。